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TranslateGemma ​

Googleが2026年1月に公開したオープンソース翻訳モデル「TranslateGemma」を,Ollamaを通じてローカル実行する試み。導入からOllama APIを直接叩くBashスクリプトの実装,Alfred Workflowとの連携によるホットキー翻訳環境の構築までを順に解説します。この経験がきっかけとなり,翻訳を超えた汎用LLMツール(myllm-cli/My LLM)の開発へと展開しました。

TranslateGemmaは,短いテキストを手元で翻訳する用途では便利です。一方,数式,コード,画像,Vueコンポーネントを含む長いMarkdown文書の一括翻訳では,訳文の確認だけでなく文書構造の検証も必要になりました。本文以外にも情報を多く含む「週末レイトレーシング」英語版の作成時に起きた問題と,ローカル翻訳が結果として大きな手戻りを招いた経緯を記録し,この領域への展開を考えます。

完結全4章開始:

翻訳システム構築

  1. 1. ローカル翻訳の概要

    米Googleは2026年1月15日,オープンソースの翻訳モデル「TranslateGemma」を発表しました。本モデルはGemma 3を基盤として構築されており,55言語間の翻訳に対応しています。従来の翻訳モデル群と比較して,ローカルデバイス上での処理においても高精度な翻訳が可能である点が特徴とされています。筆者はロ…

  2. 2. Ollama と Bash による翻訳自動化

    OllamaのTranslateGemmaモデル情報には,4b,12b,27bの3つのパラメータサイズが公開されています。いずれもコンテキストウィンドウは128K,対応入力はテキストと画像です。各サイズにはq4_K_M,q8_0,bf16の3種の量子化バリアントが用意されています。量子化とは,モデルの重みを低ビット整数…

  3. 3. Alfred Workflow による翻訳環境の構築

    Alfredから呼び出せるよう,スクリプトを/usr/local/bin/translateに配置します。パスが通っていれば,ターミナルからtranslateとして直接実行することもできます。Alfredの環境設定を開き,Workflowsタブで新しいBlank Workflowを作成します。名前は任意ですが,ここでは…

  4. 4. ローカル翻訳環境のまとめと発展

    TranslateGemmaとBashスクリプト,Alfred Workflowを組み合わせることで,テキストを選択してホットキーを押すだけでローカル翻訳が完結する環境を構築できました。翻訳対象のテキストは外部に送信されないため,社内文書や個人的なメモなど,クラウドサービスに送りたくない内容も安心して扱えます。翻訳品質…

ローカル翻訳運用記録

  1. 1. 技術文書の一括翻訳で手戻りが増えた記録

    「週末レイトレーシング」第2編と第3編の英語版を作成するため,日本語版のMarkdownをローカルのTranslateGemmaで英訳しました。対象は各編の目次を含む27ファイルで,翻訳先は公開前のディレクトリであるen/raytracing/_2/とen/raytracing/_3/です。記事には通常の本文だけでなく…